こんにちは。FP技能士のTaku3です。
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
“Compound interest is man’s greatest invention. He who understands it, earns it. He who doesn’t pays it.”
by アインシュタイン
かの有名なアインシュタインが残した言葉です。
今回は複利効果の偉大さを確認します。
- 「複利の意味がイマイチよく分からない」
- 「複利効果を数値で確認したい」
この記事では、複利効果を活かすためにも若くから資産運用を始めた方が良い!ってことを図を使って説明します。
- 複利効果とは?単利と複利の違い
- 複利効果をシミュレーションで確認
この記事を読むことによって、複利の効果がどれほど偉大であるかが確認できます。
- 若くから資産運用を始めれば時間を味方につけられるため、複利の効果を最大限に活用できる
ぜひ参考にして下さい。
目次
複利効果とは?
単利とは?
投資元本に対してのみ利息が付く計算方法。
引用元:大和証券
日本の債券市場では、単利ベースの利回りを取引に使っています。
投資元本にしか利息が付かないってのが特徴です。
複利とは?
運用期間中に付く利息を投資元本に組み入れて、再投資したとして利息を計算する方法。
引用元:大和証券
投資元本だけでなく、利息に対しても利息が付くってのが特徴です。
単利と複利の差をグラフで確認
言葉だけではイメージしづらいのでグラフで確認しましょう↓
単利が30年で250万円にしかなっていないのに対して、複利の場合は432万円になってます。
さらに時間が経てば経つほどこの差は拡がります。
数字で見るとこんな感じ↓
最初はあまり差がないですが、徐々にその差は拡がってます。
利息に利息が付くか付かないかの差だけなのですが、時間が経てば経つほどその差はめちゃくちゃ大きなモノになります。
複利効果をシミュレーションで確認
シミュレーション条件
以下の仮定でシミュレーションをします。
- 60歳で2,000万円の資産を築くことを目的とする
- 年率リターンは5%の複利運用
- インフレは考慮しない
- 資産運用開始の年齢は0~59歳の60パターンとする
シミュレーション結果
シミュレーション結果です↓
積立開始時の年齢が若けりゃ若いほど元本が少なくて済むことが一目瞭然です。
0歳から資産運用を始めたら元本316万円、毎月積立額は約4,400円程度でよい…
2,000万円の資産をつくるのに316万円あればいいってこと…
複利先生、スゴすぎます!!!
ちなみに運用益が0%(貯金など)の場合、何歳から始めても元本は2,000万円必要です↓(当然)
まあ早くから始めることによって毎月の積立額は減らせるので、貯金などで運用するにせよ早くから始めた方が負担は少ないですね。
ちなみに年率0%と年率5%で運用する場合の毎月積立額の差は↓
グラフで比較すると、運用するしないの差ってとんでもなく大きいことが分かりますね…
上のグラフを数字で確認したいマニアックな方はコレをどうぞ↓
【まとめ】今日があなたの人生で一番若い日!少額からでも資産運用を始めてみませんか?
今回は資産運用は若くから始めた方が有利という記事でした。
複利の効果を最大限に活用するため、若くから資産運用を始めて時間を味方につけよう!
いや~複利効果は偉大です。
時間をかけて複利の効果を最大限に活用したいところです。
私の息子は1歳ですが、既に資産運用をスタートしました。
もちろん運用は私。笑
さんざん説明したように、資産運用は若くして始めた方が有利なのが事実。
でも、自分の人生で今日以上に若い日は訪れないので「今さら…」とか言っててもなんにもなりません。
今30代の人も40代の人も、
「もっと早くから始めとけばよかった…今さら資産運用なんて…」
とか言ってないで少額からでも始めてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んで1人でも前向きに資産運用と向き合う人があらわれたら幸いです。
今回は以上です。
以下は関連情報です。参考になれば嬉しいです。
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