こんにちは。Taku3です。
今回は毎月恒例の eMAXIS Slim シリーズの2020年1月6日以降の騰落率(評価額の動き)のまとめ記事です。
私自身、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資をしているのですが、投資を始める前には、
- 「米国経済は圧倒的に強いし、米国に集中投資すべきかな?」
- 「全世界に分散した方が世界情勢が変わっても柔軟に対応できるかな?」
- 「全世界にしたって、日本を入れた方がいいのかどうか…」
などなど、かなり迷ったうえでオール・カントリーを選びました。
この記事は過去の私と同じような悩みを抱えている方に読んでもらいたいです。
- 「投資を始めたいけど、何に投資をすれば良いか分からない」
- 「投資先を選ぶにあたって過去のデータを参考にしたい」
- 「自分が投資をしていない資産クラスのデータも気になる」
この記事では eMAXIS Slim シリーズ全てを対象として、2020年1月6日を基準とした基準価額の推移を比較します。
2020年1月6日を基準とし、全ての eMAXIS Slim シリーズの基準価額の推移を比較
この記事を読むことにより、各資産の値動きの参考データが得られます。
- どの資産がどういった値動きをしているかが理解できる
ちなみに結果はこんな感じ↓
過去が未来を示すとは限りませんが、過去を知らずに未来に投資するのも危険です。
ぜひ参考にして下さい。
目次
eMAXIS Slim シリーズの騰落率の比較
全資産クラスの比較
騰落率の推移
まずはチャートで確認。
3月の暴落からしばらくは債券ファンドが他を圧倒してましたが、株式ファンドが巻き返してます。
リートは相変わらずの低調。弊社の株価みたい。笑
不動産投資をするかどうか考えてる私個人にとって、この結果は少しマイナス要素かも。
より詳細の騰落率を棒グラフでも確認します。
3月19日時点(下落率が高かった)と9月4日時点の各ファンドの騰落率です↓
株式ファンドはチラホラとプラ転してますね~
今月も米国株式の強さが光ってます。
先進国債券は少しリターンが高すぎる…
バランスファンドはリートに足を引っ張られてます。
全世界株式(オール・カントリー)派の人(私自身)のために、オール・カントリーの騰落率線を追加したグラフも載せときます↓
騰落率ランキング
次に2020年9月4日時点での騰落率ランキング(リターンランキング)。
先月までは債券>株式>リートって感じで資産クラスごとに綺麗に分かれてましたが、今月は株式が好調で国内債券が8番手に。
その中でも米国株式の強さが一層際立ってます。
先進国債券のリターンは相変わらず超高いですね。
これを見ると先進国債券いいな~って感じですが、個人的には債券はインフレヘッジのみを目的とした無リスク資産に近い位置づけでいて欲しいので、為替リスクのある海国債券は保有する予定がありません。
暴落しなかったランキング
毎月載せてますが、コロナショック底値付近の2020年3月19日の暴落率が少なかった順です↓
騰落率のプラス側から債券>株式>リートって感じで綺麗に並んでます。
株式も先進国>新興国って感じで教科書どおり。
オール・カントリーは良くも悪くも株式クラスの中間に位置。
各資産クラス別の比較
参考に各資産クラス別のグラフも載せておきます。
興味のある方は御覧下さい。
株式ファンド
日本株式が先進国の中でも少し遅れをとってますね。
先月に引き続き国内株式の TOPIX と日経平均にここまで差が出てる原因はよく分かりませんが、まあ日経平均に組み込まれてる銘柄の方が TOPIX に組み込まれているその他の銘柄よりリターンが良かったのでしょう。笑
それにしても米国株式は強すぎますね~
暴落の幅も小さかったし、そこからの回復も早い!
これは米国株式に集中投資したくもなりますね。
私はしませんけど。
オール・カントリーは新興国と我らが JAPAN に足を引っ張られてる状態。
ちなみに eMAXIS Slim の全世界株式3種類の比較は以下のとおり。
新興国と我らが JAPAN が遅れをとっているのが結果にあらわれています。
そういえば除く日本とオール・カントリーに投資をしている人は Twitter などでよく見ますが、3地域均等型に投資をしてる人って私は見たことない。
ちなみに私はオール・カントリー派です。
債券ファンド
先進国債券、ホンマに債券ですかΣ(・□・;)
株式並みのリターンですね。
まあ短期での結果なので、やがて少し落ち着くのでしょうが。
リートファンド
相変わらずの低空飛行を続けてますね~
まるで弊社の株価のようだ。笑
不動産投資を勉強してる私にとってはマイナス要素です…
バランスファンド
バランスファンドは25%がリートってこともあり、リターンは低調です。
新興国債券も12.5%組入れられてるのですが、どんな動きをしてるんだろ…
気になったので調べました。
eMAXIS slim シリーズに新興国債券はないので、eMAXIS シリーズ(通称:eMAXIS FAT シリーズ)のデータです↓
・
・
・
あちゃ~~~( ノД`)
想像通り債券とは思えない動きっぷり。
債券にどういった効果を期待するか次第ですが、私は債券はインフレヘッジのみを目的とした無リスク資産に近い位置づけでいて欲しいというスタンスなので、新興国債券を買う日は訪れないと思います。
【まとめ】各資産の値動きのイメージをつかんで投資対象選定の参考に!
今回は全 eMAXIS Slim シリーズのリターンを比較しました。
- 株式ファンドはコロナ・ショック前の水準に回復
- 米国株式、強すぎ問題
- 先進国債券のリターンは高すぎる
- リートは相変わらず低空飛行中
いや~やっと株式ファンドのリターンがプラスに転じてきました!
eMAXIS Slim シリーズの比較記事を始めて今回が5回目ですが、初の事象です。
その中でも米国株式はダントツのリターンですね~
米国株式への集中投資派は毎晩おいしい酒を飲んでそう。笑
私は全世界株式(オール・カントリー)に投資をしているのですが、米国株式の好調さにけん引され、こちらもプラ転。
米国様あざまーーーす!!!
そして新興国と我らが JAPAN、もっと頑張ってくれ!!!笑
オール・カントリーに投資をしていると、世界中の株式市場を応援したくなります。
世界中の企業を応援したくなります。
世界中の人々を応援したくなります。
・
・
・
これはつまり、世界中の人々がみなオール・カントリーに投資をすれば、この世から争い事はなくなるんじゃ…
・
・
・
今回は以上です。笑
以下は関連情報です。参考になれば嬉しいです。
関連情報
各資産の特性などを本で学んでおけば、リアルタイムでのチャートの推移が期待値からどれ程かけ離れているかを肌感覚で理解できるようになります↓
今回の記事でも爆発的な強さを見せている米国株式。
S&P500 指数の過去を振り返ると、15年以上保有する長期投資で元本割れは発生していません(ドル建てでの検証)↓
今回の記事でも分かりますが、リターンとリスクは資産クラスでだいたい決まります。ポートフォリオよりアセットアロケーションが大事です。