シミュレーション 株式投資

【投資信託】インデックス投資における運用コストの重要性を比較検証

投稿日:2020年4月30日 更新日:

投資信託,インデックス投資,運用コスト

こんにちは。FP技能士のTaku3です。

今回は、投資信託を選ぶ時には運用コストを気にしましょう!って記事です。

こんな人に読んでもらいたい
  • 「投資信託を活用した資産運用を始めたい!」
  • 「運用コストがどの程度リターンに影響があるかを数字で知りたい!」

この記事では、運用コストの差がリターンに与える影響について具体的な数字を使ってシミュレーションします。

この記事の内容
  • eMAXIS Slime 全世界株式(オール・カントリー)と仮想ファンドを例として、信託報酬別にリターンを見える化

結果はこんな感じになりました↓

投資信託,インデックス投資,運用コスト

この記事を読むことによって、長期投資では運用コストが違うと100万円以上のリターン差が生じることが理解できます(もちろん条件によりますが)。

この記事を読んで得られること
  • 運用コストが上がるとリターンは下がる
  • 運用コストが0.3%違うと長期投資でのリターンに100万円以上の差がでることも
  • 運用コストの低い投資信託を選ぶことは重要!

ぜひ参考にして下さい。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは?

eMAXIS Slim
引用元:三菱UFJ国際投信

eMAXIS Slim シリーズは業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けるファンド

他社の商品の信託報酬が下がると eMAXIS Slim シリーズの信託報酬も下がる。

実際にここ1年で2度も信託報酬の引き下げをしています。

eMAXIS Slim
引用元:三菱UFJ国際投信

2019年7月16日の引き下げ内容。

信託報酬が0.142%から0.12%に引き下げられています。

eMAXIS Slim
引用元:三菱UFJ国際投信

2019年10月15日の引き下げ内容。

信託報酬が0.12%から0.104%に引き下げられています。

eMAXIS Slim
引用元:三菱UFJ国際投信

こういった実績から、投資信託選びで運用コストを気にするインデックス投資家にとってはかなり頼もしいファンドだと言えます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はそのシリーズの商品のうち、全世界の株式に分散投資ができる商品です。

運用コストがリターンに与える影響をシミュレーション

生産性, 仕事, 実業家, フリーランサー, 自営業, 計画, 仕事の手順

シミュレーション条件

シミュレーション条件の整理

以下を条件としてシミュレーションします。

シミュレーション条件
  • 比較対象は以下の4つ
    ■eMAXIS  Slim 全世界株式(オール・カントリー)
     ①~2019年8月8日(信託報酬0.156%)
     ②~2019年11月11日(信託報酬0.132%)
     ③2020年4月26日(信託報酬0.114)
    ■④仮想の高コストファンド(信託報酬0.456%)
  • 隠れコストは①~④全て同じ
  • 期待リターンは「ファンドの海」で算出した5.48%
  • 投資期間は30年
  • 投資額は月額3万円
  • 分配金は再投資とし、利益確定させる2050年のみ課税される
  • 運用益への課税率は20.315%
  • インフレは考慮しない

信託報酬の整理

上記4パターンの信託報酬を図にすると以下のとおり。

投資信託,インデックス投資,運用コスト

隠れコストは全て同じとし、シミュレーションでは実質コストを使います。

期待リターンの算出方法

ちなみに期待リターンは以下の3ステップで算出しました。

ステップ①:まず運用報告書で組入れファンドの比率を調べて…

引用元:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)運用報告書(2019.4.25)

ステップ②:「ファンドの海」に先ほど調べた資産配分を入力すると…

引用元:ファンドの海

ステップ③:こんな感じで出ます。

引用元:ファンドの海

誰でも簡単に期待リターンを算出することができるので、やったことない人はぜひ試してくださいね(^^)

シミュレーション結果

以下がシミュレーション結果です。

投資信託,インデックス投資,運用コスト

最後にガクッと下がってるのは税金のせいです。

税金とインフレは資産運用の大敵…

シミュレーション結果ですが、信託報酬0.156%、0.132%、0.114%の差はグラフでは読み取れないレベルの差しかありませんが、0.456%はリターンが目に見えて低いです。

次に数字で確認します。

投資信託,インデックス投資,運用コスト

信託報酬0.114%では2,321万円になるものが、信託報酬0.456%なら2,194万円。

その差は127万円。

同じ指数に連動するインデックスファンドだとしたら、ファンド選びの差だけでこの差が生まれるが可能性があります。

ちなみにeMAXIS Slim が信託報酬を引き下げた効果は、今回のシミュレーションの場合では16万円分でした。

【まとめ】運用コストの安い投資信託を選ぼう!

結果, すみません, 障害が発生, きない, できない, 度に達した可能性が高

今回は、信託報酬がリターンに与える影響についてシミュレーションしてみました。

結果はこんな感じ↓

投資信託,インデックス投資,運用コスト

結論

運用コストが上がるとリターンは下がる。
よって運用コストの低い投資信託選びはリターンを高める可能性が高い。
ただし、若干の運用コストの差であればリターンにそこまで大きな影響はない。

信託報酬は低いにこしたことはないですが、個人的には信託報酬0.2%を下回っているレベルの優良インデックスファンドであれば、最安ファンドが変わるたびに乗り換えるほどの差ではないかなと思います。

そんなところに時間をかけるくらいなら、本業なり副業なりに時間をかけて入金力を高めた方がよっぽど効率的かと思います。

今回は以上です。

以下は関連情報です。参考になれば嬉しいです。

関連情報

実質コストの計算方法が気になる方はこちらの記事をどうぞ。

アクティブファンドよりインデックスファンの方がコストが安いです。

私はインデックスファンドでの資産運用を推奨しています。

投資信託の選び方についても記事にしています。

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