こんにちは。FP技能士のTaku3です。
皆さん、お金持ちになりたいですよね?
お金持ちってどういう人か知ってますか?
「となりの億万長者」って本にその実態が描かれています。
今回は、お金持ちになるためのバイブル的な本である「となりの億万長者」に書かれている「成功を生む(お金持ちになるための)7つの法則」が日本の実態に当てはまるかを調べました。
- 「収入が特別多いわけではない」
- 「でも資産を増やしたい!お金持ちになりたい!」
- 「実際のお金持ちってどんな人か知りたい」
この記事では、日本のお金持ちがどういった生活をしているのかを「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降)」のデータを使って妄想します。笑
- となりの億万長者とは?
- となりの億万長者の成功を生む7つの法則が日本で当てはまるかを世論調査のデータで確認
この記事を読むことによって、お金持ちになるためにはどういった心構え・行動が必要なのかのヒントが得られます。
- 「成功を生む7つの法則」が分かる
- 日本の「二人以上世帯」の金融資産状況が把握できる
- 金持ちは「倹約」「資産運用」「稼げる職選び」に積極的だと分かる
少しおおざっぱにまとめてるところがありますが、あくまで傾向をつかむための記事です。
ご了承下さい。
目次
となりの億万長者の成功を生む7つの法則とは?
「となりの億万長者」は、トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ著のアメリカの本であり、膨大なインタビューから「億万長者」の実像を描いた古典的名作です。
「お金の本」を調べると、必ずといっていいほど紹介されています。
「となりの億万長者」では以下の7つのポイントが資産を築く成功の秘訣だと書かれています。
1. 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
2. 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。
3. 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切なことだと考えている。
4. 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
5. 彼らの子供たちは、経済的に自立している。
6. 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
7. 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。
引用元:となりの億万長者
7つの法則が日本でも当てはまるかを世論調査のデータで確認
確認の条件
参照するデータは「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年以降)」から抜粋。
成功を生む七つの法則を、世論調査データから読み取れそうな以下の3つに分類します。
- お金持ちは倹約家である
- お金持ちは資産運用をしている
- お金持ちは稼げる職を選んでいる
法則ごとにデータを確認
法則を確認する前に調査結果から分かった金融資産額と貯蓄率の割合を示すグラフを貼っておきます。
予備知識としてどうぞ。
まずは金融資産保有額の割合です。
1,000万円以上の金融資産を保有している世帯は全体の約30%みたい。
次は手取り年収からの貯蓄率の割合です。
手取り年収の10%を貯蓄できている世帯は全体の約37%。
20%以上を貯蓄できている世帯は全体の約13.5%。
私は手取り年収の30%を貯蓄することを目標にしてるのですが、30%以上を貯蓄できている世帯は5.2%しかないみたい。
お金持ちは倹約家である
日本のお金持ちは本当に倹約家なのか?
データを見ていきましょう。
倹約家かどうかを判断する指標は年間手取り収入からの貯蓄率とします。
なので貯蓄率と金融資産額の関係を調べました↓
「収入が増えても生活レベルを上げなければ貯蓄に回せる金額が大きくなる=金融資産額が増える」といった当たり前のことがデータからも読み取れます。
このデータだけでは倹約家だから資産を築けているというよりは、収入が多いから資産を築けているように見えますね…
職業別に見ても同じような結果に。
とはいえ、収入が上がるのと同様に貯蓄率も上がっているところを見ると、収入の増加に合わせて生活水準を上げていないから貯蓄できているとも取れます。
…お金持ちは倹約家ってことでいいんじゃないでしょうか?笑
ちなみに年齢別だと違った結果に。
子供が大学に通う世帯の多い40代から貯蓄率が減少。
これを見ると子供の養育費が家計に大打撃を与えてるんだな~って再認識できます。
我が家もカワイイ息子(1歳)がいるため、今のペースで資産を拡大し続けるのは難しいかな…
お金持ちは資産運用をしている
次はお金持ちは自分が働くだけではなく、資産にも働かせているかを確認します。
ちなみに先ほどのデータより「金融資産保有額が多い=収入が多い」ということが分かったため、以降では「お金持ち=収入が多い人」ということで話をすすめます。
それでは、まずは金融商品の保有割合を見ます。
収入が上がれば上がるほど、リスク資産である債券や株式に投資をしている割合が高いことが分かります(現金+保険の割合が低い)。
次は金融商品の選択基準についての解答率を見てみましょう。
年収が上がれば上がるほど収益性を重視して金融商品を選んでいることが分かります。
反対に流動性を重視するのは収入の低い層。
ここでもお金持ちの方がより資産運用に積極的であることが分かります。
個人的に気になるのは無回答。
年収が上がれば上がるほど無回答という回答は低くなっています。
お金に関する知識の差がこの無回答にはあらわれている気がします。
おそらく金持ちはお金に詳しい傾向にあるかと。
最後にもう一つ、今後のリスク資産保有の意思について。
年収が上がれば上がるほどリスク資産を保有するという意欲は高く、同時に無回答率が低くなっているのは、先ほどの「金融商品の選択基準」の項目と同じ傾向です。
ただ、やはり日本人、リスク資産を保有しようとは全く思わないの率が大多数ですね。
少し残念。
以上3つのデータからもお金持ちは資産運用に積極的であることが分かります。
お金持ちは稼げる職を選んでいる
これは一目瞭然。収入の高い層の金融資産保有額は多いです。
職業別の金融資産保有額はこんな感じ↓
なんとなくですが、保有資産の多い層はキャッシュフロー・クワドラントの「S」「B」に該当しそうな職を選んでいる印象を受けます。
深掘りできていなくてすみませんm(__)m
なんせ職業の詳細が不明なもんでm(__)m
【まとめ】となりの億万長者の成功を生む7つの法則は日本でも当てはまる!
今回は「となりの億万長者」の「成功を生む7つの法則」について、日本の世論調査の結果を当てはめてみました。
世論調査の結果では分かないところも多いが、「成功を生む7つの法則」のうち、「倹約」「資産運用」「稼げる職選び」は日本でも共通する
なんか7つの法則を確認するつもりが3つしか確認できなく申しわけないです。
記事消そうかと思ったけど結構時間かかって調べたのでこのまま投稿させてもらいます。笑
世論調査の結果の概要をつかむ程度には参考になると思うので、少しでもお役に立てたら幸いです。
今回は以上です。
以下は関連情報です。参考になれば嬉しいです。
関連情報
となりの億万長者は「お金持ちは特別な人なんかじゃない。普通の人だってお金持ちになれるんだ」ってことを気づかせてくれる良書です。
読んだことない方はぜひ手にとってみて下さい。
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」は Employee(従業員)、Self-employed(自営業者)、Business owner(ビジネスオーナー)、Invester(投資家)の4種類の働き方の違いを教えてくれます。
「金持ち父さん貧乏父さん」は私にお金の勉強を始めるきっかけをくれた本。
資産と負債の考え方について感銘を受けました。
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引用元:金持ち父さん貧乏父さん
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