こんにちは。Taku3です。
「大企業による希望退職/早期退職の募集」、「終身雇用の崩壊」、「同一労働・同一賃金」など、近年の雇用体系の変化からは「会社依存体質」から「個人で稼ぐ時代」への変化を感じます。
そういった時代の中、転職や副業を考えている人も増えているのではないでしょうか?私もそのうちの一人です。
私は大企業に勤めてかれこれ10年以上経ちます。
「頑張っても頑張らなくても給料は同じ。なら頑張らない方が楽で良い。」
そんな気持ちになったこともあります。 同じような気持ちの人も多いかと思います。
今回はそんな人に向けてmotoさんの著書である「転職と副業のかけ算」という本を紹介させて頂きます。
- 本業との向き合いかた
- 転職/副業の選びかた
- 自分の価値の高めかた
こういったことがmotoさんの体験談から具体的に学べます。
仕事で悩んでいる全ての人に読んでもらいたいおすすめの本です。
目次
motoさんって?
本題に入る前に著者の「motoさん」について簡単に紹介しておきます。簡潔に言うと「営業・企画」、「情報発信」、「転職」のスペシャリストです。
プロフィール
moto(1987年3月14日 – )は、1987年生まれ、長野県出身のビジネスマン。著書に『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』(扶桑社)がある。匿名で活動しており登壇イベント以外では顔を公表していない。インタビュー記事ではTwitterのアイコンで登場している。
長野県の短期大学を卒業した後、新卒で地方のホームセンターへ入社した。その後、人材広告会社からリクルートへ転職し、上場ベンチャー企業、スタートアップ企業など、計6社を渡り歩いている。
転職メディアである「転職アンテナ」を運営。2018年にmoto株式会社を設立し、代表を務めている。
出典元:Wikipedia
motoさんのココが凄い
収入が凄い
- 年収5,000万円
- サラリーマン収入1,000万円
- 副業収入4,000万円
行動力が凄い
- 小学生の頃からポケモン販売・転売などで金稼ぎ
- 大企業の内定を蹴って、あえて地方のホームセンターに就職 (転職によるキャリア形成を見越した就職)
- その後、10年で転職4回(サラリーマン収入は240万円→330万円→540万円→700万円→1,000万円とグングン伸びてる)
自分という商品のプレゼン力が凄い
- 就活では学歴不足をものともせず、社長に直接アタックして大手の内定をゲット!(でも地方のホームセンターに就職!)
- より高収入な業界への転職を4回も実現
- Twitterで「転職といえばmotoさん」、「副業といえばmotoさん」というポジションを確立。フォロワーは10万人以上!
転職と副業のかけ算とは?
要約
本業収入1,000万円、 転職4回、 副業収入4,000万円のmotoさんの経験が具体的に書かれており、そこから「本業×転職×副業の相乗効果により自分の市場価値と生涯収入を最大化するための手法・思考」が学べる本です。
目次
第1章 年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由
第2章 地方ホームセンターやリクルートで学んだ「成果」に繋がる働き方
第3章 4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」
第4章 本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
第5章 生涯年収を最大化する生き方
出典元:転職と副業のかけ算
転職と副業のかけ算から学ぶべき点
個人的に特に重要だと感じた考え方を3つだけ紹介します。
自分株式会社という考えかた
自分を会社に見立てて考えるという思考。
例えば、
- 売上げは取引先(勤め先)からの報酬や副業(バイトなど)の収益
- 経費は食費や光熱費や学費
- 売上げ-経費が利益
といった感じ。
この利益が最大となるように自分株式会社を運営するという思考。
多くの人にとっての取引先は勤め先の会社1本だけど、近年ではその主要取引先から契約を破棄されるおそれも高まっています。
1社から契約を絶たれて倒産してしまうような会社は健全な経営状況ではないですよね?
この考え方でいくと、自分株式会社の社長である我々は、副業により取引先を増やして経営を安定させることが必然的な選択となってきます。
また、同じ労働条件であれば、より報酬の大きな取引先を選んだほうが良い。だから転職が必要となってくる。
こういった思考から、「企業に依存せず、自分の資産を最大化するための視点」が得られます。
軸ずらし転職という考えかた
年収は「職種×業界」で大部分が決まるため、転職で年収を上げるには「職種」か「業界」のどちらかの軸を「年収の高い職種」または「年収の高い業界」にずらすのが近道。
という考え方。
両方ずらすのはしんどいし、結果を出すのが難しくなるため、年収に大きく影響する「業界」を変えるのがおすすめされています。
motoさんも「営業」という職種は変えずに「小売業界」→「人材業界」→「IT業界」→「広告業界」といった具合に「業界」をずらすことによる収入アップを実践されています。
ただ、こういった転職テクニックも大事だけど、「一番重要なのは日々の業務で自分の市場価値を高めておくこと」とmotoさんも仰っています。
「より価値を求められる業界に転職するなら、自分の価値もより高めておく必要がある」ということです。
副業に対する考えかた
副業の種類と選び方
副業は大きく分けて4つに分類されます。
- 資産性が低く、元手が多く必要なもの(転売など)
- 資産性が低く、元手が少なくてよいもの(イベント運営など)
- 資産性が高く、元手が多く必要なもの(投資など)
- 資産性が高く、元手が少なくてよいもの(ブログなど)
サラリーマンは本業で資産性の低い労働集約型の働き方をしているため、副業では資産性の高い、「自分が手を動かさなくてもお金を稼げる仕組みづくり」がおすすめされています。
私の場合は元手がすくなくてもよいブログを始めました。Youtubeなども近い性質のものかと思います。
サラリーマンの優位性
本業でも副業でも、仕事とは「相手にとって価値あるものを提供すること」。
副業でコンテンツ配信を選んだとしたら、ユーザーにとって価値あるものを提供する必要があります。
ユーザーとは?
世の中の大半の人はサラリーマンです。サラリーマンにとって価値のあるものとは?それはサラリーマンが一番知っているはず。
motoさんは副業の情報源を「サラリーマンとしての経験」にしているようです。自分の経験や知見をアップデートするためにもサラリーマンを続けているとのこと。
サラリーマンをやりながら経験・知識・悩みを蓄積し、それをコンテンツとして配信するのは、副業サラリーマンならではの強みになります。
また、本業からの収入があるのは非常に心強いです。
資産性の高い副業をする場合、結果はすぐには出ません。半年無収入なんて当たり前…
本業収入がなかったら途中で挫折しちゃいますよね…
まとめ
今回は主に転職や副業のテクニック面に関するところを重点的に紹介しました。
- 自分株式という考えかた
- 軸ずらし転職という考えかた
- 副業に対する考えかた
今回紹介できませんでしたが、これらのテクニックに加え、「自分の市場価値を高め続ける姿勢」が重要になります。
本書で最も重要な部分のため、ここは私の言葉ではなくmotoさんから学んでみて下さい。本業・転職・副業の相乗効果がイメージできるようになります。
転職や起業って、多くの人にとってなかなか踏み出せない領域かと思います。ハードル、高いですよね。
それと比較し、元手が少なくてすむ副業は始めるハードルが低い。
まずは、「本業と副業のかけ算」から始めてみるのも良いかと思います。
最後にmotoさんから一言。
「給料は貰うものではなく、稼ぐもの」
出典元:転職と副業のかけ算
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