個人的な意見 株式投資

資産の小さなウチこそ、集中投資よりも分散投資をした方が良いと思う

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分散投資、中投資

こんにちは。インデックス凍死家のTaku3です。

「資産の小さなウチは、集中投資をしないと資産が増えない!」

そういった声をよく聞きます。

が、私の考えは違います。

私にとって投資は、人生の選択肢を増やすためのツール。

1億円、5億円、10億円といった膨大な資産をつくることは目指してません。

お金はいくらあっても困らないとは思いますが、そんなに躍起になって増やす必要もないかと。

今回は集中投資と分散投資について、私なりの考え方を書いてみたいと思います。

こんな人に読んでもらいたい
  • 投資を始めようと思っている人
  • 投資を始めたばかりの人
  • 投資方針がブレブレの人

この記事では、集中投資と分散投資のメリット・デメリットを紹介します。

この記事の内容
  • 集中投資とは?
  • 分散投資とは?
  • どちらを優先的に取組むべきか

この記事を読むことによって、まずは分散投資で資産形成の基盤を築いた上で、その他の余剰資金で集中投資をするといった考え方が理解できます。

この記事を読んで得られること
  • 集中投資と分散投資の特徴が分かる
  • 分散投資→集中投資の順に優先順位をつけて投資をした方が良いという考え方が理解できる

ぜひ参考にして下さい。

集中投資とは?

狩猟, 秋, 眼鏡照準具, フォーカス, 撮影, 武器

集中投資とは、その名のとおり一か所に集中して投資をすることです。

例えば資産を100万円持っていたとして、その100万円を全て1社の株式に投資するといったような。

その投資先の株価が2倍3倍と成長すれば大儲けできますが、逆に倒産するようなことがあれば…

そんな感じのハイリスクハイリターンの投資といえます。

分散投資とは?

羊, 羊の群れ, 群れ, 動物, 羊, 羊, 羊, 羊, 羊, 群れ, 群れ

分散投資とは集中投資と反対で、投資する先を複数に分けて投資をすることです。

例えば資産を100万円持っていたとして、その100万円を10社の株式に10万円ずつ分けて投資するといったような。

投資先のうちの1社が倒産しようが、その他の投資先の株価が成長すれば儲けられる。

逆にいえば投資先の1社の株価が爆上げしても、その利益の10分の1の恩恵しか受けられない。

そんな感じのミドルリスクミドルリターンの投資といえます。

どちらを優先して取組むべき?

男, 人, 顔, Glasseの, 選択, 疑い, 疑わしい, 図, 優柔不断

分散投資の方が集中投資よりも失敗する確率が少ないという前提で話を進めます。

結論はタイトルのとおり。

私は目標とする資産形成が終わっていない人は、まずは分散投資で着実に資産を形成するのが良いと考えています。

分散投資の例

分かりにくので例をあげます。

大半の人にとって、資産形成の目的の1つは老後資金の準備ではないでしょうか?

老後資金の準備を目的とした A 君を例として考えてみます。

A君の資産運用の目的
  • 現在30歳
  • 現在の資産はゼロ
  • 60歳までに老後資金として2,000万円の資産をつくりたい

インデックス投資で目指す場合

インデックス投資で期待できる年率平均リターンを3%~4%と仮定すると、30年間で2,000万円の資産をつくることは、毎月3万円前後の積立で達成できそうです。

リターン3%の場合↓

積立期間30年、リターン3%、目標達成のための毎月積立額
引用元:楽天証券

リターン4%の場合↓

積立期間30年、リターン4%、目標達成のための毎月積立額
引用元:楽天証券

毎月3万円なら投資できる人も多いのではないでしょうか?

これはリスク無視の簡易シミュレーションなので、実際こんなに上手いこと資産は増えないとは思います。

「インデックス投資なら株価は右肩上がり」

そう盲信するのは危険かもしれません。

それでも分散投資で目標を達成できる見込みのある人が、わざわざ失敗する確率の高い集中投資をする必要はないってのが私の意見です。

集中投資の例

それでは集中投資の例に。

先程出てきたインデックス投資の場合と同じ、毎月3万円積立を前提として考えてみます。

毎月3万円×30年間の元本

まずはリターンの比較対象として元本を計算。

元本は1,080万円になるみたいです↓

積立期間30年、リターン0%、毎月積立額3万円、最終評価額
引用元:楽天証券

成功例

成功例を年率リターン10%で運用できた場合とします↓

積立期間30年、リターン10%、毎月積立額3万円、最終評価額
引用元:楽天証券

元本1,080万円に対して評価額が6,780万円越え。めちゃくちゃ増えてます。

2,000万円どころじゃないですね。

皆さん、こういったのに憧れて集中投資を選択するのかと思います。

失敗例

ただ、大儲けをする人の裏には必ず損をする人がいます。

次は失敗例を年率リターン−5%と仮定して見てみます↓

積立期間30年、リターン-5%、毎月積立額3万円、最終評価額
引用元:楽天証券

あかーん!

元本1,080万円が560万円弱に…

人生において必要な資産、今回の場合は2,000万円が貯まってない!!!

こうなると損失分を投資で取り返そうとして、更にマイナスの方向に…

人間、心に余裕がないと冷静な判断は難しいですからね。

ドンドン泥沼にハマっていき、基盤となる部分の資産を固められないとなると…

資産形成に失敗したってことになりますね。

【まとめ】まずは堅実に資産形成の地盤を固めよう

サイト, 建設労働者, ビルド, 建設作業, 仕事, 職人, 建設工事, 建設

今回は分散投資と集中投資、どっちから始めるべきかというテーマの記事でした。

結論
  1. 分散投資で資産形成の目的が達成できるのであれば、まずはそれを達成しよう
  2. 集中投資をしたいなら、1.以外の余剰資金で挑戦しよう
  3. 【おまけ】教育費など、使うタイミングが決まってる費用は、投資だけで準備をしない

最低限達成したい目標に対しては失敗する可能性の低い分散投資で資産を形成し、余剰資金があるならその資金で集中投資をする。

この方針なら、もし集中投資で失敗しても最低限の目標は達成できる可能性が高まります。

あなたが投資をする目的はなんですか?

億万長者になるためですか?

なら今回の話は忘れて下さい。笑

私にとって、投資はあくまで人生の選択肢を増やすためのツールなので、大きく失敗する確率は下げておきたい。

失敗例みたいにはなりなくないんです(全員そうだと思いますが。笑)

ちなみに私は稼ぐ力に優れてる人は、投資をせずに預貯金だけしてても良いと思ってます(投資をしないのはもったいないとは思いますが)。

人それぞれライフスタイルが違うので何が正解かは分かりませんが、一つの考え方として「分散投資→集中投資」ってのを、心の片隅にでも置いて頂ければと思います。

今回は以上です。

以下は関連情報です。参考になれば嬉しいです。

関連情報

幅広く分散された株式インデックスファンドを長期で保有すれば、元本割れの可能性は低いという過去のデータがあります↓

資産運用は時間を味方につけることにより、より効果的に働きます↓

よく勘違いされることですが、長期投資をしたからといって株式自体のリスクが下がる訳ではありません↓

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