こんにちわ。Taku3です。
老後2,000万円問題など、資産運用の重要性が叫ばれる昨今、「投資信託」という言葉を耳にする機会も増えてきました。
しかし、
- そもそも投資信託って何?
名前、怪しくない?
といった疑問を抱えている方も多いかと思います。
実は、投資信託は全然難しくはなくて、「誰でも」「簡単に」「手間をかけずに」「資産を拡大」するためのチャンスが得られる「優秀な金融商品」なんです。
実際に、歴史的名著である「敗者のゲーム」や「ウォール街のランダム・ウォーカー」でも推奨されている投資手法であり、アメリカでは多くの一般家庭で投資信託を活用しています。日本でも資産運用の知識が豊富な方の大半は投資信託を活用しています。
この記事では、「投資信託の仕組み 」を具体的に紹介します。
金融商品(身近なモノでは保険なども)は特に、「仕組みの分からないモノを買わない」ということが、「悪徳な営業に騙されないために非常に重要な知識」になります。
この記事を読み終えることで、「投資信託とは何か」を理解できるようになり、「投資信託って、そんなに怪しくない」ってことが分かります。
是非参考にして下さい。
目次
投資信託とは?
投資信託の概要
投資信託とは、簡単に言うと以下のような金融商品になります。
- 個々の投資家が投資信託(ファンド)にお金を預ける
- そのお金を元手に投資の専門家が株式や債券などの金融資産に投資・運用する
- その投資による損益を投資家に還元する
投資家から集めた資金をどういった配分でどの金融資産・地域に投資するかは、投資信託ごとに運用方針が定められています。
運用成績によっては、利益がでることもある反面、損失がでる可能性がある点には注意が必要です。
投資信託は預貯金とは異なり、元本が保証されている商品ではありません。
投資信託の投資対象
投資信託では、以下のように様々な金融資産・地域への投資を行います。
投資対象の金融資産
- 株式
- 債券
- 不動産投信(リート)など
投資対象の地域
- 日本
- アメリカ
- 先進国
- 新興国
- 全世界など
投資信託の運用方針
投資信託の運用方針は、主に以下の2つに大分されます。
インデックス・ファンド
- 各種指数に連動した運用成績を目指すファンド
(日経平均、TOPIX、NYダウ、S&P500など) - 保有コストが比較的安い
アクティブ・ファンド
- 各種指数を上回る運用成績を目指すファンド
- 保有コストが比較的高い
投資信託の仕組み
投資信託は、「投資家」「販売会社」「信託会社(受託会社)」「運用会社(委託会社)」がそれぞれの役割を果たして運用される金融商品です。
運用の流れは以下のとおりです。
- 投資家が販売会社にお金を払う
- 販売会社が信託会社(受託会社)に投資家から集めたお金を預ける
- 運用会社(委託会社)が信託銀行(受託会社)に投資内容の指示をする
- 信託会社が指示に従って金融資産の売買をする
- 売買に応じた損益が販売会社を通じて投資家に還元される
「投資者保護基金」により、万が一これらの金融機関の破綻などにより投資家の資産が適切に返還されない場合でも、1人当たり1,000万円までは補償されます。
3つの機関の役割は明確に別れています。
販売会社(証券会社・銀行など)
主に以下の役割を果たします。
- 投資信託の販売による資金調達
- 投資家ごとの口座の管理
- 運用損益の投資家への還元
- 投資家からの質問・相談対応
(我々とは利害関係となる販売会社への相談はおすすめしません…)
我々からすると、まず初めに接触することになる窓口的存在になります。
運用会社(委託会社)
主に以下の役割を果たします。
- 投資家から集めた資金を元に、投資の専門家がどの資産にどうやって投資をするかを決める
- 決めた投資方針に従い、信託銀行に運用の指示をする
投資の成績は運用会社によるところが大きいです。
我々からすると、投資成績を一任する最も大事な相棒的存在になります。
信託銀行(受託会社)
主に以下の役割を果たします。
- 投資家から集めた資金を補完・管理する(投資家から集めた資金(信託財産)は、信託銀行の財産とは区別して管理(分別管理)されます)
- 運用会社の指示に従い、資金を株式や債券などの金融資産に投資する
我々からすると、大事なお金を管理してくれる金庫番的存在です。
まとめ
今回は、「投資信託の仕組み」を紹介しました。
おさらいすると、投資信託の運用の流れは以下のとおりです。
- 投資家が販売会社にお金を払う
- 販売会社が信託会社(受託会社)に投資家から集めたお金を預ける
- 運用会社(委託会社)が信託銀行(受託会社)に投資内容の指示をする
- 信託会社が指示に従って金融資産の売買をする
- 売買に応じた損益が販売会社を通じて投資家に還元される
繰り返しになりますが、金融商品(身近なモノでは保険なども)は特に、「仕組みの分からないモノを買わない」ということが、「悪徳な営業に騙されないために非常に重要な知識」になります。
仕組みを理解しておくことで安心して投資ができます。
今回は以上です。
以下は関連記事です。参考になれば嬉しいです。
初心者の方でも分かるよう投資信託の選び方をまとめています。
冒頭で触れた本も含め、おすすめの本を紹介してます。