こんにちは。Taku3です。
「お金がない…どうやったらお金が貯まるんだろ…」
そういった悩みを抱えている人も多いかと思います。
実は、多くのサラリーマンにとって、会社の福利厚生を活用してリスクを負わずにお金を貯める方法があります。詐欺とかじゃなくて。
実際に、私もこれらの福利厚生を活用することによって、特に意識して節約をすることもなく、20代で1,000万円を貯めることができました。
この記事では「サラリーマンがお金を貯める方法」と「私が犯した失敗談」を紹介します。
この記事を読むことによって、「会社の制度を利用したお金を貯める仕組み」と「財形貯蓄の活用における注意点」のイメージが得られます。
是非参考にして下さい。
目次
お金を貯めるために活用すべき3つの制度
私が活用しているお金を貯めるための福利厚生制度は主に3つあります。
- 財形貯蓄
- 住宅手当 or 社員寮・社宅
- 持株会
今回は、「財形貯蓄」について紹介します。
財形貯蓄とは?
財形貯蓄とは、給料から天引きでお金を貯蓄する制度。
- 一般財形
- 住宅財形
- 年金財形
の3つがあります。
企業によっては金利を数%プラスしてくれたりします。これはデカい!
【金利優遇の例】
・一般財形では、銀行金利+1%
・住宅・年金財形では、銀行金利+4%
(ノーリスクのインデックス投資って感じ!)
まあ、「この金利優遇の誘惑のせいで私は失敗を犯すことになった」のですが…
詳細は「私が犯した失敗談」の項目で。
普通のお金の使い方は、
- 給与を受け取る
- お金を使う
- 余ったお金を貯金
の流れなので、3.に到達するまでにお金、無くなりますよね。笑
財形貯蓄では、
- 給与から貯蓄分が引き去られる
- 貯蓄分が引き去られた給与を受け取る
- お金を使う
の流れになるため、貯蓄するお金はなくなりません(貯蓄金額に注意しないと、生活するお金がなくなりますが)。
なので勝手にお金が貯まります。
財形貯蓄のメリット
主なメリットは以下のとおり。
- 強制的にお金が貯蓄される
- 少額から始められる(1,000円~)
最大のメリットは言わずもがな「強制的にお金が貯蓄される」ことです。
財形貯蓄のデメリット
主なデメリットは以下のとおり。
- 使用用途に制限がある
- 引き出しに時間がかかる
最大のデメリットは「使用用途に制限がある」ことだと思います。
また、手続き後すぐに引き出せる訳ではなく、「手続きした翌月の指定日に口座に振り込まれる」ことが多いです。
各財形貯蓄の概要
一般財形
- 使用用途:自由
- 非課税枠:なし
- 引出制限:貯蓄開始から1年間は引き出せない(その後は自由)
まあ、割と自由度高いです。
住宅財形
- 使用用途:住宅の購入・リフォーム
- 非課税枠:年金財形と合わせて元本550万円まで
- 引出制限:使用用途以外の用途で引き出す場合、非課税の恩恵は受けられない
使用用途と引出制限に注意が必要です。
年金財形
- 使用用途:60歳以降で受け取る年金
- 非課税枠:年金財形と合わせて元本550万円まで
- 引出制限:使用用途以外の用途で引き出す場合、非課税の恩恵は受けられない
コレは私は活用していませんが、住宅財形と同様、使用用途には注意が必要。
私が犯した失敗談
私が勤める企業では財形貯蓄の活用にあたり、以下の特典があります。
- 一般財形貯蓄は銀行金利に+1%を足した金利が得られる
(元利合計300万円まで) - 住宅財形貯蓄は銀行金利に+4%を足した金利が得られる
(元利合計1,000万円まで)
金利+4%って、めっちゃ凄くないですか?
マネーリテラシーの低かった私は、+4%の金利に目がくらみ、何も考えずに積立てを開始しました。そして月日は流れ、その額は今やかなりの金額になってます(金利だけで数百万円)。
しかし…今現在、私は住宅を購入する予定がないんです。社宅に住んでますし。
元利合計で1,000万円に達した時、+4%の金利がなくなり、その1,000万円がタダの貯金になってしまいます…
- 住宅購入のタイミングまで資金拘束される…
- 住宅購入以外の用途で解約するにも、ノーリスクで得られた数百万円の金利を失うことに…
- もし、この1,000万円をインデックス投資で運用できたら…
- というか、そもそも最初からインデックス投資で運用しとけば…
(インデックス投資の期待リターンは長期的にみて5%前後)
…などなど、財形貯蓄を始める前に考えておくべきことを怠ったツケ(というより無知だった)がまわってきてます。
まとめ
今回は財形貯蓄について紹介しました。
給料天引きで強制的に貯蓄を促す財形貯蓄は、資産を形成するためには非常に有効な手段だと思います。
しかし、財形貯蓄を活用する場合、使用用途が制限されるといったデメリットにも目を向け、始める前に以下の点を考慮することをおすすめします。
- 自分のライフプランを立てる
(ざっくりで良い) - さまざまな資産運用の形を学ぶ
(これもざっくりで良い) - ライフプランに沿った資産運用の方法を選択する
(ここは慎重に)
今回は以上です。
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