こんにちは。Taku3です。
「【偉人に学ぶ】資産形成（資産運用・投資・節約）にまつわる名言・格言」シリーズということで、今回は「オマハの賢人」こと、ウォーレン・バフェットさんに登場頂きます。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
という言葉もあるとおり、成功者から学ぶべきことは成功への近道。
世界三大投資家に数えられるバフェットさんの言葉に耳を傾け、自分の投資方針の確立・確認・見直しの参考にしましょう。
それでは本題へ。
ウォーレン・バフェットとは？
概要
アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家である。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受章している。
引用元：Wikipedia
色んな肩書きがありますが、投資家としての顔が一番有名かと思います。
ジム・ロジャーズ、ジョージ・ソロスと並び、「世界三大投資家」と称されるめちゃくちゃ凄い投資家です。
特筆すべき実績
- 1965年～2018年までの53年間でS&P500のリターンを圧倒的に上回る
（名目リターン：S&P500 9.7%、バークシャー・ハサウェイ 20.5%） - 2019年の世界長者番付第3位（資産総額825億ドル）
その他
- 1930年8月30日生まれ。
- バークシャー・ハサウェイから受け取っている給与年収は10万ドル。
控え目に言って、少ない（アメリカの平均給与年収は約5万ドル）。 - 影響を受けた人物は ベンジャミン・グレアム 。
- 影響を与えた人物は ビル・ゲイツ。
- かなりの偏食家でチェリーコークとハンバーガーが主食。
ウォーレン・バフェットの格言・名言
Price is what you pay. Value is what you get.
価格とは、あなたが払うもの。価値とは、あなたが手に入れるもの。
投資だけでなく、お金を使う時の基本的な考えです。誰もおにぎりに1,000円も出しませんよね。
生活に馴染んだ商品であれば誰もが「価値」を「適正な価格」に置き換えて考えることができますが、株式を買う時には忘れがち。
「アップルの株めっちゃ上がってるやん！乗り遅れんよう自分も買おう！」ってなりがち。
「価格」ではなく、常に「価値」に目を向ける習慣が大事だということを改めて認識させられます。
Diversification is a protection against ignorance. It makes very little sense for those who know what they’re doing.
分散投資は無知に対する防護策。自分が何に投資しているかを理解している人にとって、分散投資はほとんど意味がない。
私は全世界株式インデックス投資家ですし、一般的な個人投資家にとって、インデックス投資が最適解だと信じていますが、これだけ実績を積み重ねてきたバフェットさんに言われるとぐうの音も出ません。笑
ただ、彼の言っている「自分が何をしているかを理解する」ってのは、一般の個人投資家には難易度が高すぎな気がしますので、引き続きインデックス投資を実行・推奨していきます。笑
ちなみに、バフェットさんはインデックス投資を否定している訳ではなく、2013年にバークシャー・ハサウェイの株主に向けた手紙（通称：バフェットからの手紙）にて、以下のような文章を残しています。
My advice to the trustee could not be more simple: Put 10% of the cash in short-term government bonds and 90% in a very low-cost S&P 500 index fund. (I suggest Vanguard’s.) I believe the trust’s long-term results from this policy will be superior to those attained by most investors.
私のアドバイスはこれ以上なく簡単です。現金の10%を政府短期国債に、90%を超低コストのインデックス・ファンドに投資しなさい（私のおすすめはヴァンガードのものです）。私はこの投資方針がもたらす長期的な結果がほとんどの投資家のものを上回ると信じています。
出典元： BERKSHIRE HATHAWAY INC. SHAREHOLDER LETTERS 2013-20頁（PDF）
とてもシンプルです。プロフェッショナルでない個人投資家に向けてはS&P500へのインデックス投資を強く推奨してます。
Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful.
みんながどん欲な時に恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いている時にどん欲になれ。
暴騰時には現金比率を高め、暴落時には積極的に買いに出ろ！とも取れますね。
「価値」に対して「価格」が適切な水準以下である時に積極的に買う。
「バリュー投資の父」と呼ばれるバフェットさんの師匠ベンジャミン・グレアムから学んだバリュー投資がバフェットさんの投資哲学のベースにある気がします。ベンジャミン・グレアムの代表作である「賢明なる投資家」、読んでみたくなりました。
と思って調べてみたら、「賢明なる投資家」、めっちゃ価格高いな。それだけの価値があるかは読んだことないので不明。笑
Risk comes from not knowing what you’re doing.
リスクは自分のやってることを理解していないところから発生する。
バフェットさんは「自分の理解が及ぶ範囲で投資をする」「理解できないモノには投資しない」ということを徹底しているとのこと。
バフェットさんは膨大な時間を銘柄分析に注いでいると思いますが、副業的に投資をする個人投資家が多くの企業を真に理解できるのか？難易度は高いです。
「皆が買ってるから」とか「周りが儲けてるから」といった理由で投資するなんてのは愚の骨頂。
暴落時にも保有し続けることができるよう「なぜその銘柄に投資するのか？」は明確にしておくべきだと思います。
Never ask a barber if you need a haircut.
髪を切るべきかどうかを床屋に聞いてはいけない。
利害関係者に相談してはいけないって話。
例えば投資信託を買うときに銀行や証券会社の窓口に相談に行くべきではない。
彼らはあなたを儲けさせることが仕事ではない。あなたから儲けることが仕事。
バフェットさんもそう言ってます。
Our favorite holding period is forever.
我々の好みの株式保有期間は永久だ。
Only buy something that you’d be perfectly happy to hold if the market shut down for 10 years.
今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けられる企業の株式だけを買いなさい。
上記の二つは、「永続的に存続・発展する企業に投資する」という長期投資家のベースとなる考え。それにしても、「永久だ！」とか言っちゃうあたり、カッコ良すぎやしませんか？
There seems to be some perverse human characteristic that likes to make easy things difficult.
人間のひねくれたことに、簡単なことを難しくしたがる性質がある。
よくある投資家の流れが、「インデックス投資家→個別株投資家→やっぱインデックス投資家」というもの。勉強したら自分の知識を試したくなり、自分のポートフォリオをより複雑にしたがる。 良いとか悪いとかじゃないけど、そういう人多いです。
I think you are out of your mind if you keep taking jobs that you don’t like because you think it will look good on your resume. Isn’t that a little like saving up sex for your old age?
履歴書の見栄えを良くするために好きでもない仕事ばかりするのは馬鹿げてると思います。それはまるで年寄りになるまでセックスを我慢してとっておくようなものでは？
こちらは投資に限らず「自分が情熱をかけられる仕事をしなさい」ということ。
今楽しまないといつ楽しむの？ということ。
分かってはいるけど多くの人が中々できないことを堂々と言ってきます…
成功者には多いですよね仕事に情熱を持った人。いや、情熱があるからこそ成功するんですね。
それにしてもユーモア溢れる表現で情熱の大切さを話すバフェットさん、素敵です。
Rule #1: Never lose money. Rule #2 : Never forget Rule #1.
ルール1、絶対に損をしないこと。ルール2、絶対にルール1を忘れないこと。
なんやそのルール！って感じですが、株式の損失を取り戻すには損失以上の収益が必要になります。大勝することよりも、負けないことこそ投資家が最優先にすべきことだと教えられます。
まとめ
世界三大投資家の言葉は重みが違いますね。
この記事を書くためにバフェットさんについて調べましたが、偉大なる投資家にしてユーモアのセンスも溢れるバフェットさんにより興味がわいてきました。
本を書いて欲しいな～と心から思います。
とりあえず「バフェットからの手紙」は全部読んでみようかな。
チェリーコークやハンバーガーばかり食べてるかなり偏食家のようですが、89歳と長生き。
若い頃に大好きなヒーロー（ベンジャミン・グレアム）に出会い、夢中になって勉強した株式投資。
好きなことして人生を謳歌し、ユーモアを忘れず、時にお茶目なバフェットさん。
私は好きです(´▽｀)
今回は以上です。参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました(´▽｀)
記事がよかったと思って頂けたらTwitterなどで拡散頂けると嬉しいです(´▽｀)
それではまた(^_^)/～
