こんにちは。Taku3です。
今回は「幸せ」について、マズローの5段階欲求をベースに考えてみました。
マズローの5段階欲求を調べているうちに、ふと私が尊敬する人物の顔が浮かんできました。
彼の名はコービー・ブライアント。
元NBAのスーパースターで、生涯年俸は3億2300万ドルだとか。
1ドル=100円だとしても…
生涯年俸323億円!
さらに総資産は6億ドル…
Twitterでよく言われる「資産1億円あればFIREできる!」ってのに彼が到達したのはおそらく20歳前後。
20歳で資産1億円!?
でも彼はその後18年間、38歳まで現役を続けました。もちろんその間もめちゃくちゃ稼ぎました。
世界で一番の人気チームであるレイカーズのスター選手として世界中からバッシングを浴び続け、選手生命を絶たれるようなアキレス腱断裂という大怪我をし、家庭が崩壊するような裁判沙汰のスキャンダルにも見舞われ(←これは自分のせい。笑)。
それでも彼は、常に自己実現のために血の滲むような努力を続けました。
いったいなぜ?
1億円でインデックスファンドや高配当株を爆買いして、その利益だけで十分暮らしていけるのに、いったいなぜ血の滲むような努力を続けたのか?
彼はいったいどういう思考をしていたのか。
彼はアホなのか?笑
そういった疑問を解消するために、彼の思考が垣間見える動画を紹介します。
この動画を見たらブラウザバックしてお帰り下さい。笑
私はバスケットボールが大好きで、彼のことはずっと見てきました。
彼は競争心の塊で、他に類を見ない負けず嫌い。
敵味方関係なく、だれかれ構わず遠慮なく物申すため、ファンも多いがアンチもそれ以上に多い。
不幸にもヘリコプターの墜落事故で、わずか41年間の人生に幕を下ろしましたが、その短い人生を全力で駆け抜けた男。
「彼の人生は最高に幸せだったんだろうな」
そう思います。
いや、わたしが彼に憧れているだけかも知れませんね。笑
そんな彼のような生き方を誰もができるわけではないですが、自己実現のために生涯を捧げた彼の生き様から得られるモノは多いんじゃないかと思い、今回紹介させて頂きました。
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「いや、マズローの欲求5段階説の話はせーへんのかい!」
そう思ったアナタ、一応ですが今からその話をします。
この記事の本題はコービーの話で終わっちゃいましたが。笑
サラリーマンにはなぜ不満を抱えて生きる人が多いのか。
人生において自分が優先すべきモノは何なのか。
それを考える一助になれば幸いです。
目次
マズローの欲求5段階説とは?
概要
Wikipedia引用で概要を紹介します↓
自己実現理論(じこじつげんりろん、英: Maslow’s hierarchy of needs)とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。
自己実現論、(マズローの)欲求段階説、欲求5段階説、など、別の異なる呼称がある。
ピラミッド状の階層を成し(なお、マズローの著書にはピラミッド階層についての言及はされていない)[1]、マズローが提唱した人間の基本的欲求を、高次の欲求(上)から並べる[2]。
・自己実現の欲求 (Self-actualization)
引用元:Wikipedia
・承認(尊重)の欲求 (Esteem)
・社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
・安全の欲求 (Safety needs)
・生理的欲求 (Physiological needs)
これら5つの欲求を満たすことが幸せなことだと仮定して話を進めます。
各段階の詳細
これまたWikipedia引用で紹介↓
レベル1:生理的欲求 (Physiological needs)
生命を維持するための本能的な欲求で、食事・睡眠・排泄など。極端なまでに生活のあらゆるものを失った人間は、生理的欲求が他のどの欲求よりも最も主要な動機付けとなる。一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどない。しかし、人間にとってこの欲求しか見られないほどの状況は一般的ではないため、通常の健康な人間は即座に次のレベルである安全の欲求が出現する。性的欲求もこの段階に含まれるが、交際相手・配偶者の存在は「社会欲求」・相手から愛されるのは「承認の欲求」に含まれる。女性にとっては高所得・資産家男性と結婚することは、お金の力によって「安全の欲求」が満たされるし、それによる優雅な生活・良い教育(優秀な子供)は「承認の欲求」も満たしてくれる。
引用元:Wikipedia
誰もが持つ動物としての本能にあたる欲求。
「食欲・性欲・睡眠欲」ってのが3大欲求として有名ですが、全てこのレベルの低次の欲求に当てはまります。
これが満たされない人生で幸せを感じるのは難しい。
レベル2:安全の欲求 (Safety needs)
安全性、経済的安定性、良い健康状態の維持、良い暮らしの水準、事故の防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットなども、これを満たす要因に含まれる。
この欲求が単純な形ではっきり見られるのは、脅威や危険に対する反応をまったく抑制しない幼児である。一般的に健康な大人はこの反応を抑制することを教えられている上に、文化的で幸運な者はこの欲求に関して満足を得ている場合が多いので、真の意味で一般的な大人がこの安全欲求を実際の動機付けとして行動するということはあまりない。
引用元:Wikipedia
これも大半の人が持ってる欲求。
この欲求に従うがためにサラリーマンをしている人も多いのでは?
大手企業のサラリーマンはこの欲求を満たすための最高の職種かもしれません。笑
レベル3:社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、この欲求が現れる。
自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚。情緒的な人間関係についてや、他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚。愛を求め、今や孤独・追放・拒否・無縁状態であることの痛恨をひどく感じるようになる。
不適応や重度の病理、孤独感や社会的不安、鬱状態になる原因の最たるものである。
引用元:Wikipedia
これまた大半の人が持ってる欲求。
恋人や家族を求める感情はこのレベルの欲求から生まれる。
鬱状態になってしまう人って、他者に迷惑をかけたくない、受け入れられたいという気持ちが強すぎるのかな?
悲しいかな、私の周りで鬱状態になってしまった人は例外なく責任感が強い頑張り屋さんです。
レベル4:承認(尊重)の欲求 (Esteem)
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。
引用元:Wikipedia
この辺りから人によって価値観が大きく分かれる気がします。
いわゆる「意識高い系」と呼ばれる人たちは、低いレベルの尊重欲求を満たすために、他者に目を向けている。
「意識高い系」でなくても、こちらのタイプは多い気がします。
一方、コービーのようなタイプの人間は、高いレベルの尊重欲求を満たすために、自分自身に目を向けている。
私はこっちのタイプになりたい(憧れ)。
ただ、サラリーマンって仕事の質や量を自分で選べないことが多いから、高いレベルの尊重欲求は妨害されがち。
忙しすぎて勉強する時間が取れないとか、仕事から学ぶことが少ないとか。
こういったことがサラリーマンに不満を持つ人が多い理由の一つだと思います。
レベル5:自己実現の欲求 (Self-actualization)
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる。自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。すべての行動の動機が、この欲求に帰結されるようになる。芸能界などを目指してアルバイト生活をする若者は、「社会要求」「承認の欲求」を飛び越えて自己実現を目指している。
引用元:Wikipedia
…レベル5にはコービーのことが書かれてますね。笑
【まとめ】あなたは自分を好きですか?
完全にただのコービーファンの趣味記事になりました。笑
彼はレベル5の自己実現を追求し続ける人生をおくりました。
最高のバスケットボール選手を目指すために自分のできる最大限の努力を重ねました。
そのため、バスケに未練を残すことなくコートを去り、引退後は人が変わったように穏やかだったそう。
今後は4人の娘の良き父として全力を尽くすつもりだったんだと思います。
そんな矢先にあのヘリコプター墜落事故が。最愛の次女も一緒でした。
バスケットボール選手としては後悔のない人生だったけど、父親としては後悔の残る最後だったのではないでしょうか。
彼の人生が幸せだったかどうか、私には分かりません。
ただ一つ言えることは、彼は自分を誰よりも信じてたし、自分が誰よりも好きでした。
大好きな自分が達成したいことに向かって全力を尽くした。
そんな生き方ができたことは、やっぱり幸せだったんじゃないかと思います。
5段階の欲求のうち、どこに重点を置くことが幸せなのかは人それぞれ違けど、
- 他人と比較しないこと
- 自分を好きでいること
- 自分がやりたいことを見つけること
この辺が幸せになるキーワード。
記事を書いてて改めてそう感じました。
今回は以上です。
以下は関連情報です。参考になれば嬉しいです。
関連情報
私が尊敬するコービー・ブライアントは人生をかけて自己実現を目指してました。私が他人と自分を比較しなくなったのは彼の影響が大きいかな。
こちらはコービーがTEDに出演した際の動画。長すぎるのでコービーを好きな人だけどーぞ!笑
全然関係ないですが、コービーの追悼式でのマイケル・ジョーダンのスピーチを貼り付けておきます。泣ける…(´;ω;`)
R.I.P. Kobe.