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【全3回】英語初心者がTOEIC730点を達成するために実施した独学勉強法とおすすめの本・教材シリーズ【最終回:600点から730点編】

投稿日:2020年2月17日 更新日:

こんにちわ。Taku3です。

英語を勉強しようと思っている方の中には、

  • TOEICの点数を上げたいけど、どうやって勉強したらいいの?
  • 本屋に行っても本・教材が多すぎて選べない。どれ買ったらいいの?
  • よく「730点達成しました!」とかいう情報あるけど、元々600点?
    元々の英語力の高い人の勉強法は参考にならない…
    初心者の実体験が知りたい。

こういった悩みを抱えている人も多いかと思います。

結論から言うと、「英語初心者が独学でTOEIC730点を達成することは十分可能」です。

実際、「TOEIC300点だった私は、今シリーズで紹介する勉強法で730点を達成」 できました。

この記事のシリーズでは、TOEIC300から730点までの過程を3つのレベルに分けて、それぞれのレベルでどういった勉強をしたかを具体的に紹介します。

今回は「600点から730点編」。

記事を読み終えることで、「TOEIC600点から730点を達成するための勉強法」が理解でき、「TOEIC730を達成するまでのイメージ」が得られます。

そして何より、「こいつができたなら自分もできる!」という自信が沸いてきます。笑

是非参考にして下さい。

*この記事でのTOEICとはL&Rを指します。

TOEICとは?

英語の世界でのTOEICの位置づけを分かりやすく例えると、

  • サッカー界でいうところのフットサル
  • 野球界でいうところのソフトボール
  • バスケ界でいうところのポートボール

って感じですかね。笑

英語の中でも独特のルールがあり、その独特のルールをマスターするのがTOEICの点数を上げるための近道となります。

今回は独特のルールの詳細ついては説明を割愛しますが、紹介する勉強法を実践する中で自然と身に付くのでご安心を。

TOEIC730とは?

出典元:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEIC730点のレベルは、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」と位置付けられています。

730点は、企業が社員に求めるTOEICスコアの平均のうち、全ての部門が求めるレベルに達しています。
730点レベルになると、「お、こいつ英語できるやん!」といった感じに見られ始めます。

社員・職員に期待するTOEIC Programの平均スコア
出典元:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

勉強法とおすすめの本・教材

それでは具体的に私がどのように勉強をしたかを紹介します。

全ステップに共通して言えることは、「英語学習では反復学習が大事」だという点です。

私は英語学習はスポーツと同じだと考えており、同じ単語・同じ文章・同じ文法を繰り返し読む・聞くことによって上達しました。

覚えるのではなく、馴染むまで繰り返し。

ちなみに、「TOEICの点数を1点上げるには、3時間の勉強が必要」と言われています。

600点から730点を目指す場合、目安の勉強時間は390時間。
1日2時間勉強しても195日(6.5カ月程度)かかります。
1日1時間なら390日(1年1カ月程度)ですね。

まあ、「英語は楽して上達するものではない」ってことです。笑

以下は私の勉強時間の実績です。ご参考まで。

640点~730点の間の勉強時間は約466時間となっており、想定の伸び率(90点×3時間=270時間)より多くの時間を要しました。
TOEICの試験前に突然勉強時間が増えてます。笑
600点くらいまでは小手先のテクニックで大幅に点数をあげられますが、「730点を達成するには真の英語力が必要」となってくる印象です。

600点→730点

600点から730点の時点で重点的に勉強したのは以下の2点。

  • 瞬間英作文トレーニング
  • TOEICの問題に慣れる

このレベルではまだ、「中学英語は頭では理解できたけど、瞬間的には理解できない状態」から抜け出せていないと思います。基本的には500点→600点の時と同じトレーニングで問題ないかと思いますが、「瞬発力をより強固にするため、アウトプットのトレーニングを増やしました」。TOEICって限られた時間の中で200問解く必要があるので、考えてる暇ないです。730点までにやるべきこととして、とにかく「英語の基礎(中学英語)」を「瞬間的に理解する」ための勉強を重視することをおすすめします。

私は以下の本・教材を使用して勉強した結果、 12カ月で730点に到達できました。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

「500点から600点編」で紹介した「NOBU式トレーニング」と同様。いや、こちらが元祖か。
こちらの方が収録本数が多いです。
中学3年分の英語が、文法項目順に掲載されています。

使い方は日本文を見て即座に英文を声にだせるまでひたすら繰り返し。
ネットでこの本を調べると、欠点として「例文の言い回しが古い」「そんな言い回し使わない」とか指摘されることが多いですが、その指摘は的を得ていない気がします。

「英語の正しい語順に慣れること」

これを目的に使用する場合、全く問題ありません。
まずは伝わればいいんですよ。いきなりカッコつけんなよ。
この教材をマスターすれば大丈夫。十分伝わります。

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

先ほど紹介した「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」と同レベルの教材ですが、こちらは文法項目順ではなく、シャッフルして掲載されています。

1冊ではボリュームが足りないため、本教材も使用して瞬発力を高めます。

みるみる英語力がアップする音読パッケージ

中学レベルの英文で複数の物語が掲載されており、それらを音読、リスニング、リピーティング、シャドーイング のパッケージにして勉強していく教材。その一連の流れを音読パッケージと呼んでいます。
実は私のTOEIC公式問題集のリスニングパートの勉強法の原点はこの教材にあります。

一つの物語につき100回は読めって書いてます。スパルタです。
でも私はやり切りましたよ。
音読パッケージにすることで、同じ文章でも違った手法でのインプット・アウトプットとなるため、案外飽きずに続けられました。

一億人の英文法 

これはTOEICの勉強としては不要だったかも知れません。
今まで紹介してきた本・教材は中学英語が主でしたが、こちらは大方の文法が網羅されています。

特に、「Giveは与える意識」「Takeは手に取るイメージ」など、ネイティブスピーカーがどういった気持でその単語を使うかの説明は、他の教材とは違う切り口であり、スッと頭に入ってきます。

めっちゃ分厚いからTOEICの点数向上が最優先の方は後回しでも結構かと。

NBAの英語サイト記事/動画(ESPNなど)

Kobe Bryant
出典元:ESPN(BY ROXANE GAY)

こちらもTOEICの勉強としては不要だったかも知れません。
が、モチベーション保つためには好きなことに英語を使ってみるのはいいことだと思います。私の場合はNBAが好きなので、英語サイトを読むことを通勤中の日課としました。
しかし、いざ本場アメリカの記事を読むとなると、600点レベルではめちゃ難しかったです。笑
でも、同じ分野の英文を毎日読んでいるうちに、徐々に、自然に言い回しがなどが習得できました。

英語で情報収集を始めると、アクセスできる情報量が格段に増えますので、TOEICだけが目的ではない人には自分の好きなことを英語で調べる勉強法、おすすめです。

1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急

詳細は「500点から600点編」の記事で書いたとおりです。
TOEIC試験に向けた自分の頭をTOEIC仕様にするためにチューニングに使用します。

新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ

詳細は 「500点から600点編」の記事で書いたとおりです。
TOEIC試験に向けた自分の頭をTOEIC仕様にするためにチューニングに使用します。この時点でも730点レベルまでのみ勉強しました。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

「500点から600点編」の記事で書いたとおりですが、大事なのでもう一度説明。

ある程度基礎ができた段階で、TOIECの試験に慣れるために公式問題集に挑戦。
TOEIC試験を作成しているETSが発行している本物品質の問題集です。
約3,000円と少し高額ですが、本物品質の試験2回分の問題と解答が載ってます。

この問題集では以下のように勉強しました。

【Listening】

  • 音声を聞く×1回
  • 問題文を声に出して読み、分からない単語・文法・発音を調べる ×4回
  • 音声に合わせて問題文を声に出して読む ×5回
  • 問題文を声に出して読む×5回
  • 問題文を見ずに、音声から少し遅れて音声の真似をして発声する(シャドーイング) ×5回
  • 次の設問へ
  • テスト1回分が終わったら最初に戻り、馴染むまで繰り返す(目安:5セット)

【Reading】

  • 問題文を声に出して読み、分からない単語・文法・発音を調べる×1回
  • 問題文を声に出して流し読み×4回
  • 次の設問へ
  • テスト1回分が終わったら最初に戻り、馴染むまで繰り返す(目安:4セット)

とりあえず「300点→500点」「500点→600点」の時に使ったモノと合わせ、テスト5回分の範囲で、ひたすらコレを繰り返しました。
各パートのより具体的な勉強方法は別途記事にしたいですが、概要はこんな感じ。
購入時期に合わせた最新版を使うのが良いかと思います。

本番前の力試し

本番前には公式問題集のテスト1回分を、本番と同じ時間配分(Listening:45分、Reading:75分)で解きました(公式問題集1冊にはテスト2回分が収録されているため、1回分を勉強に使って、残りの1回分を力試しに使いました)。

Readingはマジきついっす。
集中力持たん。

力試しの結果、予想スコアは540~690点(Listening:345~420点、Reading:195~270点)でした。「730点行ってないやん!ヤバいやん!!!」との心境で本番を迎えることになりました…

本番

本番の結果は740点!(Listening:370点、Reading:370点)
無事目標としていたTOEIC730点をクリアできました。

まとめ

結果, すみません, 障害が発生, きない, できない, 度に達した可能性が高

今回は「TOEIC600点から730点達成までに実施した勉強法」を紹介しました。

重点的に実施した勉強は以下のとおり、

  • 瞬間英作文トレーニング
  • TOEICの問題に慣れる

使用教材は以下のとおりです。

結果は730点(Listening:370点、Reading:370点) でした。

私の場合、30歳からのスタートで、毎月40~60時間ほど残業しながらの取り組みでした(朝7時に家を出て、帰ってくるのが21~23時)。

「忙しいから」、「もう若くないから」といった言い訳は捨て去って、自分を信じて継続して努力しましょう!

「TOEIC730点は、努力さえすれば誰でも達成できるスコア」です。

今回は以上です。

以下は関連記事になります。参考になれば嬉しいです。

TOEIC300点から500点に到達するまでにやったことです。

TOEIC500点から600点に到達するまでにやったことです。

学びを継続するには学びを習慣化する必要があります。

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