こんにちわ。Taku3です。
英語を勉強しようと思っている方の中には、
- TOEICの点数を上げたいけど、どうやって勉強したらいいの?
- 本屋に行っても本・教材が多すぎて選べない。どれ買ったらいいの?
- よく「730点達成しました!」とかいう情報あるけど、元々600点?
元々の英語力の高い人の勉強法は参考にならない…
初心者の実体験が知りたい。
こういった悩みを抱えている人も多いかと思います。
結論から言うと、「英語初心者が独学でTOEIC730点を達成することは十分可能」です。
実際、「TOEIC300点だった私は、今シリーズで紹介する勉強法で730点を達成」 できました。
この記事のシリーズでは、TOEIC300から730点までの過程を3つのレベルに分けて、それぞれのレベルでどういった勉強をしたかを具体的に紹介します。
今回は「500点から600点編」。
記事を読み終えることで、「TOEIC500点から600点を達成するための勉強法」が理解でき、「TOEIC600を達成するまでのイメージ」が得られます。
そして何より、「こいつができたなら自分もできる!」という自信が沸いてきます。笑
是非参考にして下さい。
*この記事でのTOEICとはL&Rを指します。
目次
TOEICとは?
英語の世界でのTOEICの位置づけを分かりやすく例えると、
- サッカー界でいうところのフットサル
- 野球界でいうところのソフトボール
- バスケ界でいうところのポートボール
って感じですかね。笑
英語の中でも独特のルールがあり、その独特のルールをマスターするのがTOEICの点数を上げるための近道となります。
今回は独特のルールの詳細ついては説明を割愛しますが、紹介する勉強法を実践する中で自然と身に付くのでご安心を。
TOEIC600とは?
TOEIC600点のレベルは、「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」と位置付けられています。
600点は、企業が社員に求めるTOEICスコアの平均のうち、海外部門でない部門が求めるレベルには達しています。
600点レベルになると、「少しは英語ができる人」と見られ始めます。
勉強法とおすすめの本・教材
それでは具体的に私がどのように勉強をしたかを紹介します。
全ステップに共通して言えることは、「英語学習では反復学習が大事」だという点です。
私は英語学習はスポーツと同じだと考えており、同じ単語・同じ文章・同じ文法を繰り返し読む・聞くことによって上達しました。
覚えるのではなく、馴染むまで繰り返し。
ちなみに、「TOEICの点数を1点上げるには、3時間の勉強が必要」と言われています。
500点から600点を目指す場合、目安の勉強時間は300時間。
1日2時間勉強しても150日(5カ月程度)かかります。
1日1時間なら300日(10カ月程度)ですね。
まあ、「英語は楽して上達するものではない」ってことです。笑
以下は私の勉強時間の実績です。ご参考まで。
500点~640点の間の勉強時間は約346時間となっており、想定の伸び率(140点×3時間=420時間)より早く上達できました。
TOEICの試験前に突然勉強時間が増えてます。笑
500点→600点
500点から600点の時点で重点的に勉強したのは以下の5点。
- 発音
- 瞬間英作文トレーニング
- 英単語(TOEIC特化型&その他)
- Part5の攻略
- TOEICの問題に慣れる
このレベルでは、「中学英語は頭では理解できたけど、瞬間的には理解できない状態」だと思います。基本的には300点→500点の時と同じトレーニングで問題ないかと思いますが、「瞬発力をつけるため、アウトプットのトレーニングを開始」しました。TOEICって限られた時間の中で200問解く必要があるので、考えてる暇ないです。とにかく「英語の基礎(中学英語)」を「瞬間的に理解する」ための勉強をすることをおすすめします。
私は以下の本・教材を使用して勉強した結果、 10カ月で640点に到達できました。
英語のスピーキングが驚くほど上達するNOBU式トレーニング
この本は、中学3年間で学ぶ英語を瞬間的にアウトプットできるようになるために使います。中学1年~中学3年という流れでページが進んで行き、各項目で、
インプット(英語を見て日本語を理解)
↓
アウトプット(日本語を見て英語を発声)
という流れでトレーニングします。
音声教材もついており、歩きながらでもトレーニングができます。
この本を繰り返し、簡単な英語を自分で瞬間的に話せる状態まで持っていきます。
「私は駅まで車で行きました」
って文章を見たら
「I went to the station by my car.」
って即座に出てくるまで。
少なくとも「音声遅い!次行くで!」ってなるまで繰り返しましょう!
普段の生活の中にも教材はいっぱいあります。
走っている人を見たら → He is runnnig.
バスがバス停に停まっているのを見たら → That bus is stopping at that bus stop.
なかなか難しいですが、これをすると各段にレベルが上達します。
今買うならコンプリートコースの方でもいいかもです。
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK
アルファベット一つ一つがどういった音なのかを、音声を聞きながらひたすらトレーニングする教材です。音楽に合わせてリズミカルに進むため、意外と楽しい?笑
自分で発することのできない音は聞き取れない。そう思ってこの教材を使いました。
当たり前ですが、必ず自分で声を出す!コレがポイント。
完璧を目指す必要はないので、だいたい理解できたなってとこまで繰り返しました。
DUO3.0
単語を単語として覚えるのではなく、文章の中に重要な単語を散りばめた単語集で、単語の使い方も含めて効率よく学習できる良書。
ただし、TOEICに特化して勉強するなら、この勉強は不要だったかも。笑
音声を聞きながらのトレーニングが有効ですので、CDの購入も推奨しますが、「復習用のみで十分であり、基礎用は不要」だと思います。
私はビビッてまず基礎用を買いましたが、話すスピード遅すぎる…そんなスローで喋る人どこにおんねん!って感じになり、すぐに復習用を買うハメになりました。3,000円返せ。
1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急
Part5は解き方にコツがあり、この本でそのコツの全てがマスターできます。
Part5って、問題文全てを読まなくてもいいんです。
例えば、
You are not【 】affected by budget revisions.
(A)direct
(B)directly
(C)directed
(D)directing
だったら、即答でB。
なぜなら “You are not affected~” という文が既に完成しているため、【 】に入るのは修飾語になると分かるから、副詞 “ly” の “directly” が正解。
単語の意味なんて知らなくても解けます。
こういったコツがこの本で学べます。
Part5を解く時間をできる限り短縮して、魔のPart7を解く時間を稼ぐのがReadingにおける高得点取得の秘訣。
この本、是非読んで下さい。
新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ
この本に載っている単語、めちゃくちゃ試験に出ます。
全部で1000単語あり、600点レベル(400語)・730点レベル(300語)・860点レベル( 200語 )・990点レベル(100語)と、 4つのレベルに分けられています。
また、単語とフレーズが併記されているので、使い方を理解しながら単語の意味が覚えられます。
音声も無料ダウンロードできるのですが、私はあまり使いませんでした。笑
この本は、主に通勤電車の中で毎日のように読みました。
電車の中なので声に出して読むことはできませんでしたが、心の中で音読。いや、心読?
ひたすらコレを繰り返しました。
この時点では730点レベルまで勉強しました。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
ある程度基礎ができた段階で、TOIECの試験に慣れるために公式問題集に挑戦。
TOEIC試験を作成しているETSが発行している本物品質の問題集です。
約3,000円と少し高額ですが、本物品質の試験2回分の問題と解答が載ってます。
この問題集では以下のように勉強しました。
【Listening】
- 音声を聞く×1回
- 問題文を声に出して読み、分からない単語・文法・発音を調べる ×4回
- 音声に合わせて問題文を声に出して読む ×5回
- 問題文を声に出して読む×5回
- 問題文を見ずに、音声から少し遅れて音声の真似をして発声する(シャドーイング) ×5回
- 次の設問へ
- テスト1回分が終わったら最初に戻り、馴染むまで繰り返す(目安:5セット)
【Reading】
- 問題文を声に出して読み、分からない単語・文法・発音を調べる×1回
- 問題文を声に出して流し読み×4回
- 次の設問へ
- テスト1回分が終わったら最初に戻り、馴染むまで繰り返す(目安:4セット)
とりあえず300点→500点の時に使ったモノと合わせ、テスト3回分の範囲で、ひたすらコレを繰り返しました。
各パートのより具体的な勉強方法は別途記事にしたいですが、概要はこんな感じ。
購入時期に合わせた最新版を使うのが良いかと思います。
こちらは一つ前のバージョンです。
本番前の力試し
本番前には公式問題集のテスト1回分を、本番と同じ時間配分(Listening:45分、Reading:75分)で解きました(公式問題集1冊にはテスト2回分が収録されているため、1回分を勉強に使って、残りの1回分を力試しに使いました)。
Readingはマジきついっす。
集中力持たん。
力試しの結果、予想スコアは580~750点(Listening:345~420点、Reading:235~330点)でした。レンジ広すぎてよく分からんけど、600点達成の可能性は十分にあるとの心境で本番を迎えることになりました。
本番
本番の結果は640点!(Listening:360点、Reading:280点)
無事第2ステップをクリアできました。
まとめ
今回は「TOEIC500点から600点達成までに実施した勉強法」を紹介しました。
重点的に実施した勉強は以下のとおり、
- 発音
- 瞬間英作文トレーニング
- 英単語(TOEIC特化型&その他)
- Part5の攻略
- TOEICの問題に慣れる
使用教材は以下のとおりです。
- 英語のスピーキングが驚くほど上達するNOBU式トレーニング
- CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK
- DUO3.0
- 1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急
- 新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
結果は640点(Listening:360点、Reading:280点) でした。
私の場合、29歳からのスタートで、毎月40~60時間ほど残業しながらの取り組みでした(朝7時に家を出て、帰ってくるのが21~23時)。
「忙しいから」、「もう若くないから」といった言い訳は捨て去って、自分を信じて継続して努力しましょう!
「TOEIC600点は、努力さえすれば誰でも達成できるスコア」です。
今回は以上です。
以下は関連記事になります。参考になれば嬉しいです。
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【全3回】英語初心者がTOEIC730点を達成するために実施した独学勉強法とおすすめの本・教材シリーズ【第1回:300点から500点編】
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